滅菌方法について
清潔な治療のために
一度でも使用した器具は必ず滅菌しています。
器具を水洗等で洗浄したあと右側の注油洗浄機にセットして内部の汚れを油とともに洗い流します。その後、左側の写真の滅菌器にセットして所定の時間滅菌しています。
その後は、紫外線保存庫にて使用寸前まで保存しています。
以下に機器の説明です。
写真は代表的な小型滅菌器です。
当うえたに歯科医院では左側にあるKavo社製のステイティム900Jを使用して、日々使用しているインスツルメントを滅菌しています。
テイティム900Jの利点をあげます。
・接地面積が小さくて済む
・滅菌工程が早い
・インスツルメント以外の滅菌可能な機器も簡単に滅菌できる
欠点
・タービン等の注油に他の機器が必要
・使用する水が蒸留水のみ
色々な理由から
うえたに歯科医院では注油にはナカニシ社製のicareをいうもので洗浄、注油はしています。
この機械はタービン等の注油のみを行う機械で、もしこちらが壊れたとしても、最悪注油は手作業でも出来ますので注油作業と滅菌工程は別の機械がいいと考えています。歯科用の機器は精密なギアが組み込まれた製品が多いので内部に詰まった、様々な汚れをこちらの機械で洗浄したあと滅菌工程に入ります。
これも実は第2世代の製品で同時に4本の注油を完了させることが出来ます。
第1世代の機械のときは、オイルタンクが小さかったり同時に3本しか出来なかったりしました。これも便利になりました。
そのほかにもうえたに歯科医院では、様々な感染予防をしています。
☆歯科用ユニットで一番汚れると言ってもいい3wayシリンジ(歯を洗ったり乾かしたりするモノ)は使い捨てにしています。
☆光重合器(口腔内で材料を固める紫外線を照射する器械)や、レントゲン用のCCDには感染予防対策のフィルムバリヤーを使用しています。
☆その他に高温に耐えられない滅菌しなければならないものも多数ありますが、そのようなものにはジョンソン・アンド・ジョンソン社製のディスオーパ®消毒0.55%を使用しています。これは分類的には消毒液ですが滅菌レベルに匹敵する消毒効果・不活化効果を有しています。
その他診療用グローブのアレルギー性を考慮してラテックス製品は使わず、ニトリル製のグローブを使用してアレルギーの発現予防に務めています。
その他ご心配のある方はStaff及び院長にお聞きください。